株
H 2 2 口 述 試 験 概 要
口述試験状況(協力者からの情報)
NO1 土木?受験者 イヨパパ氏(受験地:東京国際フォーラム)
開始時間が予定よりも3分早い(前の方が早く終わった)
試験官3名。
中央の方(終始にこやかに)
1)Q:お名前、受験番号、区分を言って下さい
2)Q:安全コンサルタント試験の受験動機を述べて下さい
3)Q:何をしている会社ですか?
A:エンジニアリング会社でプラント、環境ソリューション、建築など多岐に渡り、私は建築部門です
4)Q:安全に関わる経歴を簡潔に述べて下さい
5)Q:今までの経験の中でさし障りの無い範囲で災害の経験とその原因と対策を述べて下さい
左の方(懐疑的な質問をする担当か??)
6)Q:経験した災害では、安全帯はしていなかったのか?
A:トピック毎、墜落したので意味が無かった
7)Q:トピックの取り付け位置に問題があったのではないか?と言った後、多分その後は改善したのでしょうが...と
A:そのとおりです。と答えておいた(議論しても仕方無いので)
8)Q:ところでRCの経験は?
A:数件あります
9)Q:RCでは型枠支保工を使用しますが、安全管理上配慮する事は?
A:パイプサポートでは「許容体力に充分耐えうるかの検討が大事だと思います。後は、根がらみ、頭つなぎをしっかり固縛することでしょうか?」
10)Q:型枠支保工で水平力はどのように負担するのですか?
A:先ほど申しましたように、根がらみ水平つなぎを2方向にとること...(ここで思い出し)、後はパイプサポートを頭から、足元へ斜めブレスのようにつなぐ事も重要だと思います。と答えておきました。
(正解は不明ですが、結構しつこく聞かれました)
中央の方に戻る
11)Q:今まで安全活動で有効だったことは?
A:現場での「声かけ運動」を実施た事で、作業員とのコミニュケーションが図れて昨年は休業災害は0でした。
右の方(割と若い方)
12)Q:声かけ運動で功を奏したとの事ですが、それでも今だに抱える安全管理上の問題点は何かありますか?
A:やはり作業員のヒューマンエラーでしょうか?
13)Q:(表情が少しこわばった ヤバイか?)具体的にはどういうものです?
A:立ち入り禁止区域への立ち入り、いわゆる「近道行為」をした事で上部を吊荷が通るヒヤリハットがあったり、思いこみによるものが多いですね。
14)結構です。
A(アイタタ...本質安全化の話に持っていくべきだったと反省。今や遅し...)
再び中央の方
15)Q:平成22年の安全週間の期間とスローガンを述べて下さい
A:準備期間は...本週間が...スローガンは「みんなで進めようリスクアセスメント、めざそう職場の安全・安心」でした。
16)Q:よく覚えていらっしゃいますね??
A:はい、昨年私が中心となって進めましたので。
それでは終わります。
(私は10時〜15分の予定でしたが、9時56分〜10時7分位(11分間、短い!!)
以上でした。
自分の災害経験を話す事で数分引っ張ったので、こちらのペースに持ち込んだと思ったら「型枠支保工」に話を持っていかれた事は想定外でした。
自分としては、やりきりました。これで落ちたら縁が無いと諦めます(笑)
無事合格されたそうです。
NO2 土木受験者 利根川橋梁氏(受験地:東京(東京国際フォーラム))
試験予定時刻が10分早まった。
試験時間15分くらいか?
入室し着席すると中央の(試験官3人)コンサル風の紳士が「リラックスしてください」と雰囲気を和らげて下さった。
試験官
向かって左側:役人風、中央:コンサル風の紳士、右側:学者風
Q1:「受験番号、区別、氏名をいってください。」
A1:(受験番号、区別、氏名を答える。)
Q2:「労働安全コンサルタント何をするか?」
A2:「労働安全コンサルタントの名称を用いて他人の求めに応じて報酬を得て労働者の安全水準の向上を図るため事業場の安全について診断および指導をおこなうことです。」
Q3:「受験の動機は?」
A3:「国が認める労働安全の専門家であるコンサルタントを終生の職業とし、建設業界の安全向上に少しでも寄与したいからです。」
Q4:「あなたは現場で28年間の職歴がありますが、どのような仕事に携わりましたか?」
A4:「開発行為に伴う宅地造成工事でおもに狭隘ながけ面での工事が多かったです。」
Q5:「掘削作業で注意することは何がありますか?」
A5:「地山からの湧水や亀裂などです。(あえて『掘削勾配を保つ』は答えなかった。地山の種類による掘削面の勾配を聞かれるのがイヤだったので。)
Q6:「ほかに何かありますか?」
A6:「狭隘ながけ面や軟弱地盤であれば敷き鉄板で養生をして掘削します・・・・・」
Q7:「掘削作業で2mを超える作業で必要なものはなんですか?」
A7:「地山掘削作業主任者を選任することです。」
きっかけは記憶にないが掘削を伴う作業におけるクレーン仕様バックホウの話になって、
Q8:「クレーン仕様のバックホウを使用するにあたり必要なものは?」
A8:「運転者は車両系建設機械技能講習終了者であることと、移動式クレーン技能講習終了または移動式クレーン免許、玉掛者は玉掛の技能講習修了者(1t以上)です。」
Q9:「クレーン仕様のバックホウを使用するのはどのような場合か?」
A9:「狭隘な場所等でクレーンが入れない場所または設置できない場所や地盤が不安定な場所です。」
Q10:「ほかにはどのような場合があるか?」
A10:「ほかですか?・・・えーと軟弱地盤等の・・・・・(何を言ったか覚えていない。」
Q11:「建設死亡災害の原因で何が多いか?」
A11:「平成21年で死亡者は271人で1番が墜落・転落災害、2番が崩壊・倒壊災害、3番はさまれ・巻き込まれ災害です。」
Q12:「最近の災害で印象にのこっている災害は?」
A12:(自社の災害を紹介する)
Q13:「KYのマンネリ予防法は?」
A13:「現場でよくぶつかる問題で、特効薬はないですが上位者に引っ張られやすい傾向があるので、下位のものが司会をしたり新規入場者(入場から1週間程度)に司会をさせるとかが考えられます。」
Q14:「安全週間の期間は?」
A14:「7月1日から1週間です。」
Q15:「スローガンは?」
A16:「『みんなで進めようリスクアセスメント、めざそう職場の安全・安心』です。」
Q17:「スローガンの中の『みんなで』はどのような意味と思いますか?」
A18:「現場ではたらく作業員ひとりひとりを意味していると思います。」
ほかにも質問があったような気がしますが、おおよそこのくらいでした。
気づいたこととして
1.「安全の指標」は熟読すること。
2.実務を問う(実際に安全管理業務をやっているか?)質問であること。
3.自分の話した経歴及びキーワードが問われること。
です。
ゆえに、質問はある程度自分の回答次第で【誘導できる】と思いました。
(質問と回答のストリーをつくり予習が可能)
以上参考になればと思います。
無事合格されたそうです。
NO3 部門不明受験者 グロンさんで妥協氏(受験地:不明)
来年度受験される方の参考になればと思い、2/1に受けた口述試験の質問事項について列記します。
1.経歴、どのような工事を経験したか
2.安全での業績(自慢できるような)はなにか
3.ハインリッヒの法則を説明せよ
4.災害発生のメカニズムを説明せよ・・的を得た回答ができなかった
5.昨年の死亡者数は?・・・正確な数字は回答できなかった
6.一番多い事故のタイプは?二番目は?
7.経営者にお金をかけたくないと言われた場合の対応は?
8.コンサルタントの役割(使命と解釈)は?
9.整理と整頓の違いは?
まだ細かいのもあったような気がしますが、こんな感じでした。口述試験は、知識を試すというより、労働安全の経験を問われていると思います。
NO4 建築受験者 設備マンさん(受験地:不明)
おかげさまで昨年、どうにか合格することができました。
これから受験される方に少しでもお役に立てばと思い、22年の口述試験状況をご報告
致します。
質問事項
@ 氏名と受験番号
A 受験の動機
B 経験
C 経験詳しく
D 労災処理対応
主には上記の項目で、15分程度だったと思います。
@ をゆっくり話すことでリラックスした状態になりました。
A は用意していた無難な回答をしましたが、Bの経験以降はかなり突っ込んだ内容を
質問されました。死亡災害の対応を行ったことを説明したところ、「発生後の対応」「原因」「その後の再発防止対策」について説明してくださいと言われ、持ち時間のほとんどをこの話で終わりました。
今回感じたのは、「話を自分の得意分野に持っていく」と有利なことです。設備会社に勤務しているので構造計算等の話はあまり得意ではありません。災害対応の実務が現在の専門なのでこの方向に話が進んでいったのはラッキーでした。
実は昨年も口述まで進んだのですが、技術的な話に進んでしまい、あまり良い回答ができませんでした。ぽつぽつとした回答になってしまい、十分な説明ができなかったのが原因かもしれません。
試験官は個々の質問の正解よりも、問題点についてどのように説明するかを見ているようです。
今年受験される方は、自分の経験について得意なことを十分に説明できるようにしていくことをお勧めします。
協力いただきました方々ありがとうございました。
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