H 18 口 述 試 験 概 要
口述試験状況(協力者からの情報)
NO1 土木受験者 峠バイカー氏(受験地:大阪)
三人の試験官
担当の推定
中:まとめおよび進行
右:安全衛生法か?
左:土木技術か?
中:それでは、口頭試験を開始します。
中:現在の会社にずっとお勤めですか?
大学卒業後に入社して以来、同一企業に勤務している。
中:今までにどのような工事を担当されましたか?
下水道工事、道路工事、高架橋下部工、共同溝など、具体的に工種をあげて説明
する。
右:受験の動機を述べてください。
建設工事には経済性管理と安全管理のトレードオフが多々発生する。このトレ
ードオフの解決のために建設の専門家であること共に、安全の専門家である必要
性を感じたためと説明。
右:業務に役立てるためということですか?
そうです。
右:昨年4月の安全衛生法改正について知っていることを答えてください。
11ポイントほど改正があった、5ポイントほど要点を述べ、等々と結んだ。
右:リスクアセスメントとは?
リスク特定からリスク評価のフローを述べ、「許容出来るor出来ない」の評価
までであると述べる。
右:それではリスクマネジメントとは?
リスクアセスメントの後にリスク対策、保有・低減・回避・移転を実施する。さ
らに実施が有効であったか再評価し必要であればさらに対策を実施する。リスク
の管理活動である。
中:(右を向いて)どうですか?
右:私はいいです。
中:(私をむいて)中小企業に事故が多いのは何故と思うか?
個人的考えですが、安全意識が低いように思えます。
中:(左を向いて)どうぞ。
左:あなたは記述式試験が免除なので土木についてお聞きします。
左:(身振り手振りで)山裾において掘削は可能ですか?
(意味不明だが、偏土圧対策があればよいと判断)可能だと考えます。
左:うーん、そうですか・・・・
左:土留め壁の種類を述べてください。
遮水性土留め壁であれば鋼矢板、地中連続壁がある。
遮水性を考慮しなければ、H横矢板もある。
左:一般的な土留め壁の説明ですね。
左:では、土留め支保工の設計手順を説明してください。
まず、土圧を設定し、土留め壁を腹起こし間の等分布荷重で検討する。次に腹起こしを切梁間の等分布荷重で検討する。さらに、切梁が座屈しないか検討する。
左:座屈とはどういう状態か?
圧縮を受け、弱い方向に曲がる現象である
左:細長比とはなにか?
(手振りを交えて)長さと断面の関係。
左:うなずく
中:中小企業が予算がなくて安全対策があまり出来ないという場合にどのように
対処するか?
最低限の安全対策を行わねば、生産性にも影響するという切り口で説得する。
中:はいこれで終わります。
時間にして約15分程度でした。
「峠バイカー」さんは、無事合格されています。
※詳細な情報ありがとうございました。
NO2 土木受験者 kim氏(受験地:東京)
37歳の安全専門担当を始めて1年半、その前までは土木の現場監督をされていた方だそうです。
場所は東京受験でしたので都内の都市センターホテルで行われました。日時は2月8日木曜日(東京3日目)の16:00でした。試験の申し込みを早めにした割には日本全国で一番最終の面接順序で、申込み期日は全然関係なさそうだと感じた。
当日は9時前に自宅を出て12時過ぎに試験会場に着きました。会場を確認してから昼食をと思い、付近を散策しながら昼食を取って会場入りした。しかし、それでも1時過ぎに会場に入ってしまったのでやることがなくボーと1時間ぐらい過ごした。
食事後ということで睡魔が襲ってきたので口述対策用資料に目を通した。いつもの問答練習では大きな声を出して行っていたが、ここでは声を出せないず花粉症用マスク(花粉症ではないが)をして口だけパクパク動かし準備運動した。
待っている間に感じたことは、面接なので時間がバラバラになりやすいかと思ったら7箇所の面接室ともきちんと同じような時間帯で進行していた。案内役の方に伺ったら、前の面接者が部屋を退出して1分後に次の面接者が入る仕組みになっているそうです。
順番が来たので一礼して「失礼します」と中に入って荷物を置いたら『掛けてください』といわれたので「よろしくお願いします」といって席に座った。受験票は自分の目の前に置いた。
試験官は3名で中央:A(全般的な質問)向かって左側:B(OHSMS関連)向かって右側:C(労働災害防止関連)の順で質問がされた。
A−1 受験番号と試験区分と名前
・受験番号と試験区分と名前をゆっくりはっきり聞き取れるように答えた
A−2 現在までどんな仕事をしてきた
・作業所長(統括管理)〜安全担当実務〜安全研修講師〜建災防安全指導者など
A−3 現場では何をしてきた
・統括管理〜安全協議会運営〜本社安全衛生委員
B−1 リスクアセスメントはどのようなもの
・危険源特定〜重大性可能性評価〜受容可能不可能〜リスク低減措置検討
B−2 リスクは何ですか
・危険有害要因〜傷害重大性〜発生可能性
B−3 リスクアセスメントは労働安全マネジメントシステムの何ですか
・PDCAのP〜方針表明目標立案前〜自社の危険事象と正面から向合う
B−4 建設業が労働安全マネジメントシステムを取り組む時の特徴
・店社と現場〜元請と下請〜有期事業〜リスクが永久的でない
C−1 高速道路の建設現場で注意する箇所
・大型重機作業〜掘削作業〜高所作業など
C−2 土砂崩壊を防ぐのに何を指導する
・計画が必要〜場当り的な作業禁止
C−3 掘削する重機(3d以上)の資格
・車両系建設機械技能講習
全体で15分ぐらいであっという間でした。コンサルタントとしての質問はなく、年齢的に問題なのか経験を探られているだけで終わったような感じがしました。若くしてコンサルタントは無理なのか・・・・。
という報告でしたが、無事合格されています。
NO3 電気受験者 ふじみ野氏
1.勤務先はどういう会社か
2.従業員数は
3.主に仕事をしている地域は
4.現職で具体的にどのようなことをやっているのか
5.アーク溶接での危険要因と対策
6.アーク溶接での事故の型は
7.夏は感電事故が多いのはなぜか。対策は
8.高圧架空電線での作業上の注意点
9.統括安全責任者として下請者が安全作業をしない時どうするか
10.コンサルタントの守るべき事項
11.リスクアセスメントの手順は
12.下請け会社経営者が安全について理解がないときはどうするか
5〜8は想定外の質問で、うまく答えられず、終わってからは不合格と思っていました。他は想定内の質問でバッチリした。
状況等については他の方の情報と同様でした。以上です。
「ふじみ野」さんは合格されています。
NO4 建築受験者 O氏
区分:建築 企業に勤務(21年)うち安全関係の経験は12年 45歳
試験官は
中央:年配 温厚そうな方、仕切り役
向かって左:比較的若い40歳前後、OHSMS関連か?
向かって右:50歳前後、厳しい顔、監督官か?
Q1:受験の動機
Q2:コンサルタントの意義
Q3:これまでの経験
Q4:その中で特に苦労した点は
ここで工種、工法について右よりツッコミ有り
Q5:コンサルタントになったら何をするか (開業の意思はないことをはっき
り申し上げました)
以上中央
Q6:安全対策を考える上で大切なことは
Q7:労働安全マネジメントシステムのメリットは
以上左
Q8:先行工法と呼ばれるものがあるが具体例は
Q9:移動式クレーンの安全対策は (ここでクレーンの細かな話になったので)
Q10:重機の安全対策は
最後に中央の方が
「コンサルタントになったら企業・組織を指導することになるので幅広い知識が
必要になります」と前置きして
Q11:4Mについて説明せよ
Q12:ライン型とスタッフ型の違いは
Q13:中小企業には(上記の)どちらが良いか
ぐらいでした、時間にして8分、事前の情報よりもはるかに短かったのでこれは
だめかと思いましたが、今年は学科の合格率が高いので早く切り上げてもらえたようです。
面接は緊張しますが、どうやらこの面接試験は知識を試すよりも、現場経験の有無、
指導力などを見るようで、「お勉強」だけで合格する人間を排除するのが目的のよう
です。
従って、過去の現場での安全対策、考え方を整理し、自分の得意な部分に試験官を引きづり込んでしまえば楽勝のような気がしました。私の場合、クレーン、ユンボ(試験中にユンボと言いかけて、ウーーンと考え込んで、ドラグショベル!と言ったら、「ユンボでいいから」と言われ笑われました・・・)などの免許・技能講習を持っており、それなりの知識があったので、管理者の立場と、作業者の立場双方で答えたので、そちらの方の話になり、楽でした。
あとは最後の部分に質問されたような、学科の知識を再度見直しておけば大丈夫だと思います。
NO5 土木受験者 hama氏
真ん中の人
1、受験の動機は
2、開業の意思はあるか
3、安全の経験はどれくらいか
4、どんなコンサルタントになりたいか
5、中小企業のコンサルタントを行う場合の注意点は
6、中小企業の安全の状況をどのように把握するか
7、中小企業はなぜ安全に注意しないか
右隣の人
8、土砂崩壊の防止策について述べよ
左隣の人
9、リスクアセスメントについて説明せよ
以上、約13分くらいで想定内の質問でした。
「hama」さんは合格されています。
NO6 建築受験者源の字氏
受験区分は建築です。2度目の受験で口述試験にこぎつけました。
面接会場の待機場所が受験者で一杯でドッキリしましたが、各区分の皆さん合同ですから当り前でしょう。資料を見ながらドキドキしながら順番を待ちました。その他の感想は他の方の報告と同じですので省略します。
質問内容はほぼ準備していた内容の中から出ました。*印は受験後の感想などです。
入室すると、私が緊張していると見られて、中央の温和な感じの試験官から、リラックスして答えてくださいと言われました。
まず、受験番号・区分・氏名を聞かれ、はがきを見てもよいからと言われました。
*ここで言い間違えるとあせってしまいますので、ゆっくり落ち着いて答えてください。
受験の動機を聞かれましたので、用意した内容をほぼ言う事ができました。
次にコンサルタントの使命、コンサルタントの資格をどう活かすか、との2つの質問です。
用意した質問でしたが、やや上がり気味の答え方をしたような気がします。
次は現在の仕事と安全管理の経歴を続けて聞かれました。安全衛生責任者としての日々の業務を説明し、過去の経歴の概略を答えました。
ここで左の試験官に移り、現在の私の業務説明から、作業所巡回の注意点を重ねて聞かれましたので、普段の行動をそのまま説明しました。
足場の架設について、安全対策はどのようにしているか説明してくださいと聞かれましたので、地組み(ユニット化)の説明をしました。
さらに手すり先行方式を知っているかとの問いに、3方式を説明しようとしましたが、後1つが出てきませんでした。さらに今巡回している中ではまだ見かけませんと言ったので、意外そうな顔をされました。*余計な発言だったかもしれません。
次の質問で、日本に安全文化は根付いていると思いますかと聞かれました。一瞬考えて、
建設業の年間死亡者数をあげ、労働災害が減少してきている現状や、マネジメントシステムの活用もあり、根付いてきていると答えてしまいました。
* ここは試験の主旨やコンサルタントの活躍の場を考えると、まだまだと答えるのが正解だったのでしょうか。会場を出て帰社する道々で気がつきました。想定質問としても準備しておりませんでした。根付いていないと答えたら、どうすればよいかなどの質問に波及していくのでしょうか。
ここで中央の試験官に戻り、過去の工事経歴を問われましたので、職歴や用途別の建物経験は説明しましたが、安全管理面での説明をしませんでした。*回答としてやや不安です。
右の試験官に移り、パワーショベルの安全対策について答えてくださいとの質問です。一瞬機械の名称から答えに詰まると、バックホーですと補足がありましたので、機械周辺の安全対策を述べました。私の経歴から当然かって使用した機械でしょうと重ねて言われて、オペレーターの資格についてはどうですか、と追加の質問になりました。オペレーター側の安全対策については触れませんでしたので、指摘されたのだと思います。建設機械の有資格者に運転させると答えましたが、最初にそこから説明するべきだったのでしょう。
* パワーショベルとバックホーは違うことを退出後に思い出しましたが、試験官はバックホーで答えてもよいと言われたのかもしれません。また最近の事故例で、無資格者による運転で災害が発生している背景があっての質問だったように思われます。
*建築の専門に関わる質問は足場関係とこれだけでしたので、いいのかなと不安でした。
これで、中央の試験官が他に質問はありますかと左右を見られて「以上です、退出して結構です」と言われ退出しました。入室時間は20分から25分だったでしょうか。
<尻切れトンボになりましたので、最後の部分をお送りします。>
* テーブルの上で両手を組んでいましたので、テーブルに汗がついていてハンカチで拭いてきました。マナーとしては両手を下ろしておいたほうがよかったのでしょうか。
* 振り返ってみるとマネジメントシステム、最近の災害事例、など質問が出なかったのが意外でした。
<尻切れトンボでした。これが最後の部分です。失礼しました。>
* 質問内容の言い回しはうろ覚えですので、ニュアンスを汲み取ってください。
合否発表後の感想:
以上の報告内容は、試験後まもなくメモしたものですが、万一試験官や協会の方が見られて、そんな質問とは違う、ちゃんと聞き取っていないと判断されたら困ると思い、念のため発表後に送信しております。
今回の試験は、振り返ってみれば、自分が安全管理・社会の安全思想?についてどのように関わっているか(取り組んでいるかと言うほどではなく)、どう考えているかを判断されているかのようです。普段の業務をしっかり説明し、かつ安全についての関わり方をきちんと説明すれば、充分のようです。(取り繕っても見透かされると思います)
1次で専門知識、全般的な安全知識、読解力(一般教養、見極める力)を試され、2次で安全に関する業務と経験、安全思想を確認されていることになるのでしょうか。
これから口述試験を受験される方は、安全に関する報道に関心を持つとともに、安全についての普段の考え方をまとめておくなどの準備をされているとよいかと思います。
一次試験は、過去問をしっかり検証する(正誤の裏づけの確認や、枝文の怪しい表現を見極める訓練など)、「新しい時代の安全管理の全て」を何回か読破する、安全衛生法のポイント(過去繰返して出ている条文を中心に)はしっかり理解する、等の対策で充分合格ラインに近づけると思います。
何とか合格できましたので、今後は会社の業務、労働安全に資格と知識を有効に活用して参ります。
雑駁な長い文章になりましたが、ニュアンスを汲み取っていただき、学習の一助にしていただければ幸いです。
今年の受験者の皆様の健闘を祈ります。
※詳細な情報ありがとうございました。
NO7 土木受験者 しんしゅう様(受験地:東京)
当日1時間前に受け付けを済ませ控え室にて待つ。
今年も昨年同様質問票はありませんでした。
10分前まで必死で勉強 10分前に呼び出され別室の前で待機
予定時間ぐらいに前の受験者が退出
案内の女性が少し中の様子をうかがってから呼ばれる。
部屋に入り指定の荷物置き場に手荷物を置き試験開始
名前、試験区分、受験番号を読み上げてから以下の質問を受けました。
10分前に呼ばれ部屋の前で待機。
中には3人の試験官40代、50代、50代の3人がいて順番に質問しました。
OHSMS、リスクアセスメントに関する質問はありませんでした。
中・経験をお聞きします。どんな仕事をやってきましたか。
中・元請けとしてやってきたと思うが統括管理としてやってきたことは。
中・下請けの教育は具体的にどの様なことをしたのか。工夫した点は。
左・建設業では墜落災害の比率が高いが高架橋での高所作業対策は
左・中小企業に対してコンサルティングをする場合どの様なことを考えて行うか。
左・コンサルティングの相手先の会社で事故が多い場合どんなことをしますか。
右・中小企業でコンサルティングしてお金が高いといわれたらどうするか。
中・合格した場合コンサルタントとして独立の意志はありますか。
全体で10分程度のやりとりでしたので質問の数も多くはありませんでした。
合否の判定をするつもりが無いような質問に思えるので初めから落とすつもりなのかもしれません。(筆記試験が悪かったため)
今年の筆記は合格率が例年の倍程度あったようなので口頭試験での
不合格が増えるのではと心配です。
とりあえず、終わりました。
合格できれば良いのですが・・・・・
最後に、いろいろと有益な情報を本当にありがとうございました。
「しんしゅう」さんも合格されていました。
NO8 土木受験者 NO様(受験地:?)
※労働安全コンサルタントを機械で受験しました。
受験勉強にあたっては本サイトの情報がかなり役立ちました。ありがとうございます。
お陰さまで、このたび合格証が届きました。口述試験で大きなミスをしたことに後から気付き、半ばあきらめていただけに喜びもひとしおです。お礼として口述試験について以下ご報告します。
Q1. 受験番号、受験の区分、氏名を述べよ。
A1. 受験番号と機械安全ということと名前を言って「よろしくお願いします。」と続けた。
Q2. 業務の経験の中で、安全管理に関する業務はどんなことをやってきたか?
A2. 現勤務先に入社後数年間、機械設備の技術開発と装置設計を担当した後、安全管理者として、生産ラインにおける労働災害の原因調査や分析を実施した。同時に、機械設計の技術者として、ラインの設計・製作段階における本質的設備安全性の作り込みをやったことを説明。
Q3. その中で、特に安全管理に関する業務内容について、具体的に実際に経験したことに基づいて述べよ。
A3. ライン建設工事における災害とライン操業中における災害について説明。
Q4. その結果に対して、どのような対策を講じたか?
A4. 建設工事における災害については、締結部材の強度試験による原因究明と再発防止の実施、ライン操業時の災害については、本質安全性を高めるためのライン改造について説明。
Q5. 労働安全コンサルタントが法令で規制されていることは何か?
A5. 秘密保持義務とコンサルタント品位向上の責務を答えたが、信用失墜行為の禁止について言及できなかった。(△)
Q6. コンサルタントになって、やるべき業務は何か?
A6. 事業場の安全管理体制の強化やOSHMSの推進を通して、労働者の安全と健康を守り、事故・災害のない明るい健全な企業つくりを支援するのが使命であり、業務である。
Q7. コンサルタントになって、中小企業へ改善提案をしたときに受け入れられないときはどうするか?
A7. 目的を達成するように、メニューやプランを変えて納得してもらうように努力する。
Q8. SUS316Lの表面疵を検出するために、MTやRTなどで何を使うか?
A8. 表面疵なのでMTと答えてから、SUS316Lと質問にあったことを思い返し、非磁性なのでRTを使うと答えたが、表面疵なのでPTかEDTを使うと答えるべきだった。(×、大失敗)試験官が例としてあげた非破壊試験の方法(MT、RT)以外の方法が答えだったと後から気付いた。
Q9. 2次、3次の下請が入ってくる作業環境の中で、労働安全衛生マネジメントシステムはどのようにすればよいのか?
A9. 統括体制のもとで、2次、3次の下請に対する作業間の調整や下請での新規入構教育などに対して元請の強い援助が必要である。発注者としても現場の安全ルールや教育用教材の提供を行う。
Q10. 不幸にして災害が起きた場合には、法的にどのような罰則があるか?
A10. 刑事罰があり、それは両罰規定を基本とする。それに加えて、民事罰がある。最近では、法ではないが、厳しい社会的制裁という背景があり、その重要性は高まっている。
Q11. 機械を設計するにあたって、災害防止の観点で重要なことは何か?
A11. 機械の包括的安全設計の指針の内容について説明。
以上です。Q8ですっかり早とちりしてしまい間違った答えをしましたが、なんとか無事
合格できました。ありがとうございました。
NO9 機械受験者 照千一隅様(受験地:大阪)
試験区分別に呼ばれていました。
試験官3人、うち一人は某研究所の方。たぶん。
控え室から試験場へ終了後、そのまま帰宅。
控え室には戻れない。試験場控え室、試験場では、携帯電話電源切るように説明あり。録音、録画、不可の説明。
試験場内の手荷物置き場へ荷物を置いてから
口頭質問
中:どんな仕事をしてきたか?
中:安全の活動を具体的に?
左:資格を取得してどうするか?
左:コンサルタントとして守らなければいけないことは?
左:工業団地から依頼があったら、何を提案するか?
右:ヒヤリハットをリスクアセスメントにどう活かすか?
右:プレスの安全装置は何があるか?
およそ、15分強でした。
合格発表は、3月下旬とのこと、官報?かな
天命を待つ
「照千一隅」さんは捲土重来だそうです。
NO10 土木受験者 そらりす様(受験地:東京)
年齢:42(1土管((甲種危険物))
質問内容
1)受験動機
2)クレーンを用いて、側溝に土管を設置する作業に於いて、コンサルとして指導する点は。
3)COHSMSについて延べよ。
4)貴方が、下請け企業に指導する場合に気を付ける点は
5)企業からコンサルの依頼がありました、貴方が最初に取る行動は。
「そらりす」さんは合格されています。
NO11 土木?受験者 風吹裕矢様(受験地:?)
口述試験の内容は、皆様と変わりませんが、私のときの最後の質問は「安全は儲かりますか?」と想定外の質問があり、言葉が詰まりました。
いろいろ言ったあと(2分ぐらい?)
はっとわれに気づき、絶対に儲かりますと、熱く大きな声で言いました。面接官の方に熱く語りました。3人とも笑っていました。
「風吹裕矢」さんは合格されています。
NO12 土木受験者 不合格者の一人様(受験地:東京)
皆様の経験を閲覧させていただくと試験官により、質問に難易があるようですね。同じ質問をしないと評価出来ないのではないか!←(同感です)
あほらし。
@受験番号と名前
A受験動機
B現在の職務
C安全診断の方法について順を追って述べよ。
(コンサルになってからすべきことではないか!)←(同感です)
DOSHMSを中小企業にどのようにして浸透させていけばよいか。
E業務で苦労した事とその改善案はどのようなものであったか。
以 上
NO13 土木受験者 ABC様(受験地:大阪)
仕事内容の質問に設計・施工と答えたため設計に関する質問となったようだとのことです。
1.受験動機は?
2.どんな仕事をしているか?
3.コンサルタントの使命は?
4.建設業の安全のポイントは?
5.安衛法の18年度の改定点は?
6.リスクアセスメントとは?リスクアセスメントの項目はどのようにして決め
るのか?
7.代表的な土止め支保工は?
8.土止め支保工はどのようにして決定するか?
9.土質調査はどんな方法があるか?
10.N値とは?
11.せん断力とは?
12.鋼材にはどんなものがあるか?
13.断面係数はどうして出すか?
14.主動土圧と受動土圧とは?
15.座屈とは?
「ABC」さんは合格されています。
NO14 機械受験者 新米コンサルタント様(受験地:東京)
昨年度・機械23名合格の一人です。現在新米コンサルタントとして活動しています。JOEさんの不安な心中が昨年の我が身のように感じますので、このHPでお世話になったお礼を兼ねて先輩からの情報として報告します。(No.376とあわせて)
H19.02.07東京会場にて
<試験会場入場の前に>
事前に下記の内容の説明があります。
1.受験票を提示し受付をすませると、待合室に案内されます。受付後は、トイレ等以外待合室から出ることは出来ません。
2.待合室にて順番がきたなら係りが、呼び出しをしてくれます。そして口述会場の外側で椅子に座り待機します。前の方の口述試験が終わり退場し案内から入場を促されて初めて入場です。
3.口述試験は受験票のみ机の上に置き、他の手荷物は室内の保管場所に起きます。
4.口述においては、資料閲覧は出来ません。(手ぶらです)(待合室ではOKです)
5.口述試験終了後は、待合室には戻れません。(手荷物がある場合は試験会場まで持って行く)
口述試験、審査官は3名
正面中央A氏(七十代前半と思われる大ベテラン)
右側 B氏(六十代の技術関係か?)
左側 C氏(五十代の法律関係と思われる)
質問のみ列記します。
<A氏>
1.受験区分と番号、氏名を言って下さい。
2.経歴を説明して下さい。(職歴的な内容)
3.勤務している会社の業種の質問。
4.労働安全関係の経歴はどのようなものですか?
5.コンサルタント試験を目指した動機はなんでしょうか?
6.コンサルタントを取得した場合、そのような展開を考えますか?
7.中小企業の経営者へ、どのようなアプローチにてコンサルタントとして接しますか?
<C氏>
1.法律上で、リスクアセスメントというのがありますが、どのようなものか、大まかに説明して下さい。
2.リスクの定義について説明して下さい。
3.コンサルタントの業務とは、どのようなことか。法律上の記載を含めて説明して下さい。
4.さきほど資格取得のあかつきには、工業団地組合から発信してコンサルタント業務を行う旨の発言がありましたが、具体的にどのように考えますか。
5.ではその組合を通じて、安全講習を職長クラスの方々へ行う場合、どんなメニューを考えますか?
<B氏>
1.プレス作業に関してですが、「人的・物的・管理的」の項目について留意する事柄について説明して下さい。
2.フェールセフティ、フールプルーフの違いについて説明して下さい。
<再度A氏>
1.日本の中小企業では、なかなか労働災害がなくなりませんが、あなたが考えるその原因と、コンサルタントであればどのようにアドバイスをするか聞かせて下さい。
以上 10分間弱
私は二度目の挑戦でした(第32回受験)。口述試験の時の失敗を記述すると、最後の質問が労働安全衛生法第3条に関するものでしたが、「ド忘れ」をしてしまい、白旗を揚げた苦い経験があります。条文をお復習いしておくことも大事かと思います。(サボったのは私だけでしょう)
また、条文81条の通り、「業」とするのがコンサルタント資格です。事務所開設の質問は必ずあるものと思います。時期的なこともあるでしょうが、開設の意思を確実に伝えるべきです。
皆様の合格を祈念いたします。
協力いただきました方々ありがとうございました。
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