H21一般問題の臨時掲示板

Home

一般21 - 天馬

2006/10/14 (Sat) 16:57:00
*.bbiq.jp

問21 異なる物を同一止の倉庫で貯蔵する場合に、接触するとガソリンが発火する危険性を高める物は、次のうちどれか。

(1)過マンガン酸カリウム
(2)固形アルコール
(3)アルミニウム粉
(4)ニトロベンゼン
(5)軽油

Re: 一般21 - HY

2009/11/05 (Thu) 10:21:28
*.ocn.ne.jp

過マンガン酸カリウムは、比較的安定した物質です。しかし、グリセリン・強酸類と混合すると激しく反応し、可燃性物質を近づけてはいけないとされています。アルミニウム粉が怖いのは、?静電気を帯びやすい。?表面皮膜されていないものは、自然発火性がある。?空気中の水分により粉塵爆発を起こす。ガソリンにおいては、スタンドで静電除去シートに触れてから給油します。一番怖いのは、静電気ではないでしょうか。

Re: 一般21 - 安全管理者

2009/11/01 (Sun) 21:15:58
*.ezweb.ne.jp

私は法律では労働安全衛生規則第256条が論拠かと思っています。
256条三では酸化性物は「分解が促がされる物との接触はダメ」となっています。
1(酸化性物)はガソリン中のオレフィン類と反応(つまり分解促進)するので、この両者は接触させてはいけません。反応熱でガソリン発火の危険が高まります。
一方、256条四では引火性物(ガソリン)は「点火源との接近はダメ」とあるので、3を点火源と考えるならば3もダメということになります。
で、この問題の解答ですが、、、3より1を選ぶべきと思っています。
理由は、3は必ず点火源となるわけではないが、1は必ず接触で酸化が起こるからです。
化学専門の方、ご意見をいただけませんか?

Re: 一般21 - HY

2009/11/01 (Sun) 13:08:11
*.ocn.ne.jp

消防法の同時貯蔵禁止は、指定数量以上が前提です。安全衛生法では、金属粉は、発火源の原因となるため取り除くこととなっています。
やはり、3が正解ではないでしょうか。

Re: 一般21 - 安全管理者

2009/10/28 (Wed) 22:45:53
*.ezweb.ne.jp

法律の同時貯蔵禁止は薬品の物性を踏まえた結果ですから、中川さんのご指摘のように法律の規定で判断していいと思いますよ
薬品類を扱う現場に長年おりますが、過マンガン酸カリウムと可燃性液体を同時貯蔵しないのは、この業界では当然の処置ですし・・・

Re: 一般21 - KYコンサルタント

2009/10/28 (Wed) 21:40:48
*.ocn.ne.jp

安全衛生法のGHSの特別の安全対策にガソリンもアルミニウム粉も同じことが記載されています。
危険物は当該危険物が転落し、・・・・・
また流動などでお互いが帯電する恐れ有り。
そして、アルミニウム粉は軽度の自然発火性物質でもあります。過マンガン酸アルミニウムは有機化合物と反応します。
よって3が正解です。

Re: 一般21 - 安全管理者

2009/10/28 (Wed) 07:04:40
*.ezweb.ne.jp

ガソリンの引火点と最小着火エネルギーを考えると、アルミ粉末とガソリンが接触してる状態で、先にアルミの粉塵爆発が起こるシナリオは現実的ではないですよね。

1だと思います。

Re: 一般21 - CHEM

2009/10/28 (Wed) 00:35:29
*.kct.ad.jp

GHS分類では、アルミニウム粉は自然発火性固体ではなく水反応可燃性化学品です。アルミ粉と接触させてはいけないのは、疎水性炭化水素のガソリンではなく、水、アルコール、強酸などで、水と接触すれば水素を発生して発火の可能性があります。

過マンガン酸カリウムが発熱反応を起こすのはグリセリンだけではなく、程度の差はあれ他の有機物でも発熱反応が生じます。過マンガン酸カリウムのMSDSには可燃性物質との混合による火災爆発の危険性が記載されています。

化学物質の性質から判断して、1だと思われます。

Re: 一般21 - KYコンサルタント

2009/10/27 (Tue) 23:15:25
*.ocn.ne.jp

正解は、3です。
安全衛生法のGHSから判断すると、自然発火性のものは3のみです。粉塵爆発による連鎖火災により危険が高まります。過マンガン酸カリウムは、第4類グリセリンと混合すると強い発熱反応を起こします。消防法の類分けで判断するには、無理があるかと?(類分けの危険物取扱者試験ではありませんので)

Re: 一般21 - CHEM

2009/10/25 (Sun) 18:25:50
*.kct.ad.jp

アルミニウムが粉塵爆発して近くにガソリンがあったら更に危険ですが、それはニトロベンゼンや軽油が引火爆発した場合も、固形アルコールが引火燃焼した場合も同様だと思います。
出題者の意図としては、接触すると(何かが起こって)ガソリンが発火する危険性を高める物は?という問いだと思いますので、酸化反応が起こる過マンガン酸カリウムという解答が妥当でしょう。

Re: 一般21 - Pちゃん

2009/10/25 (Sun) 14:04:26
*.ocn.ne.jp

3にしました。
粉末で空気と混合すると粉塵爆発の危険性があり、近くに引火性液体があると、爆発の危険がさらに高まります。