法令１５ - 天馬

2008/10/21 (Tue) 22:20:56

問15　常時80人の労働者を使用し、動力プレスを15台有する金属製品製造業の事業場（プレス機械作業主任者を１人選任）から労働安全コンサルタントに安全診断の依頼があった。安全診断の結果、事業場の状況は次のとおりであった。このうち、労働安全衛生法令上、違反となるものはどれか。

(1)事業者は、安全衛生委員会を設置し、毎月１回以上開催するとともに、開催日の翌日から委員会における議事の概要を常時各作業場の見やすい場所に掲示していた。
(2)事業場の労働者は、臨時に動力プレスの安全装置を取り外し、又はその機能を失わせる必要があるときは、あらかじめ、事業者の許可を受けていた。
(3)事業者は、各動力プレスの安全装贋の切替えキースイッチを、それぞれの動力プレスを取り扱う労働者に貸与し、鍵のかかる個人のロッカーに保管させていた。
(4)事業者は、動力プレスについて、１年以内ごとに１回、一行程一停止機構、急停止機構及び非常停止装置の異常の有無その他必要な事項について、都道府県労働局長の登録を受けた検査業者による特定自主検査を実施し、その記録を過去10年分保存していた。
(5)事業者は、新たに液圧プレスを設置する工事の開始の日の2か月前に所轄労働基準監督署長に当該液圧プレスの安全措置の概要その他必要な事項を記した計画を届け出ていた。